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望遠レンズを使いこなそう

望遠レンズ Camera

望遠レンズって便利ですよね♪いろんな所のものを撮ることが出来るから。

どういうこと?

だって、遠い所のものが撮れるから動かなくていいじゃないですか。

う~ん、もったいない使い方してるかも・・・。

え?そうなんですか!

そうだね、たしかに遠い所のものを撮れるけれど、望遠レンズはそれだけじゃないよ。今回は望遠レンズについてふれてみよう。

望遠レンズの得意な事

遠い所のものが撮れる

望遠レンズとは被写体を拡大して撮影したいときに使いレンズで、焦点距離は標準レンズや広角レンズの様に明確な基準がなく、さまざまです。

それは望遠レンズには中望遠というレンズもあり、これが70mm~100mm前後の焦点距離となっています。もし中望遠の焦点距離から入るならば70mm以上のレンズが望遠レンズに分類されます。

ハナ

高いところのものを撮影したい時望遠レンズはすごく重宝します

 

望遠レンズの特徴は、遠くにあるものが近くにあるように撮れるところと言えます。どうしても近づけない場所や、遠くにあって他のレンズでは小さくなってしまう所の撮影も望遠レンズならば拡大したように大きく切り取って撮影することが出来ます。

 

背景をぼかして主役を浮き出るようにできる

望遠レンズはピントを合わせた部分の前後のピントが合っているように見える範囲(被写界深度)が浅くなる傾向があります。そのため、被写体を画面いっぱいに大きく切り取ることで背景もボケやすくなります。一番見せたい部分を強調して浮き出させるのでより、被写体に目が行きやすくなります。

ピンクのヒガンバナ

後ろにある黄色いヒガンバナがぼけて主役のピンクのヒガンバナを引き立てている

構図を大胆に切り取った撮影ができる

広角レンズの時には全体を入れて何を主張したい写真かわからないこともありますが、望遠レンズを使うとさらに撮りたい範囲の中でも特に印象を持っているところを切り取った様に撮影できるのも特徴です。そのため、余計なものが入っていないので、何が撮りたかったのかわかる写真になります。

七夕全体

全体で七夕飾りのイメージはつくけれど、短冊をメインに撮りたいときはどれが主役かがわからなくなる

七夕一部

風にたなびく短冊を撮りたいときは、枝の一部を撮る方が短冊に書いたお願い事などもわかるため、主役が何なのかがわかりやすい

 

望遠レンズが苦手な事

近いものを撮るのは苦手

望遠レンズはやはり被写体との距離が遠い場合に使うことが多いので、その分被写体との距離が近いとピントが合わず、撮影できません。その場合は被写体から離れて撮影しましょう。

レンズによっては重くなる

望遠レンズは焦点距離が長いこともあり、中に入っているレンズの数も多いため、どうしても重量があります。焦点距離100mm以上のもので、一番軽くレンズでも700gほどあります。さらに絞り値がもっと小さいものを求めるとさらに重くなります。

レンズが重くなると、カメラとレンズの接続部分(マウント)が壊れてしまうこともあるので、大きいレンズを持つ場合は本体とレンズを両方とも持つようにしましょう。

望遠レンズに頼りすぎな撮影をしない

望遠レンズを付けて撮影すると、特に移動せずに遠くのものが近くにあるように撮影できることもあり、望遠を使ったまま同じ位置で撮影してしまっている・・・という事はありませんか?

 

実にもったいない‼

望遠レンズは確かに近くにあるように切り取った撮影ができますが、本来はそういう使い方ではありません。

それは、カメラはアングルとポジションで大きく印象を変えるからです。

 

カメラは撮る位置や角度によって印象を変える撮影ができるので、同じ位置で撮影するのは大変もったいないといえます。

それと、望遠は背景をぼかした撮影をしたい・切り取った構図で撮影したいときに力を発揮するので、同じ位置で撮影になるとただ拡大しただけの写真が出来てしまうので、動ける範囲で動いていろんなアングルやポジションの撮影を取り入れてみてください。

まとめ

いかがでしょうか?

望遠レンズはただ遠くのものを撮るだけではなく、特性を生かせれば広角レンズや標準レンズ・単焦点レンズには引けを取らない撮影が可能です。

 

  • 遠い所のものが撮れる
  • 背景をぼかして被写体を浮き出すように撮影できる
  • 構図を大胆にきりとった撮影ができる
  • 近いものを撮影するのは苦手

望遠レンズばかりに頼らずに足で動いて撮影しよう

 

望遠レンズの撮影に慣れると、被写体の魅せ方もわかってくるので撮影することが楽しくなります。ぜひ、望遠レンズを持ったらいろんな場所を撮影してみてください。

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