露出モードの使い分け

露出モードの種類

各社いろいろなカメラが出ていますが、露出モードの種類について一眼レフはもちろん、ミラーレス機や最近では高級コンデジと呼ばれるカメラなら必ずついています。

露出モードとは、シャッタースピードや絞り値をそれぞれのプログラムによって優先したものモードになります。

になっています。

【P】プログラムオート

【P】プログラムオートとは、絞り値とシャッタースピードを自動的にカメラがコントロールしてくれるモードになります。

カメラを購入したばかりだとこのモードやカメラによっては【AUTO】オートになっていることがほとんどです。そして、初心者の方はまずこのモードでカメラに慣れることをお勧めします。

カメラが撮影するときの環境を自動で『絞り』『シャッタースピード』を判別して、ISO感度もオートで合わせてくれるので、初めて扱うカメラでもきれいに撮ることができます。

慣れてきたら他のモードを試してみよう

カメラが設定してくれる【P】プログラムオートは凄く簡単に撮影ができますが、何かを表現したいときには難しいものになってきます。例えば走っている車を撮りたいとなった場合、あくまでいろんな撮影に対応しているのである状況の撮影になると途端に弱くなります・・・。

ある程度慣れてきたら、ほかのモードを使うのもいいと思います。

【A・Av】絞り値優先オート

【A・Av】絞り値優先オートとは、絞り値を固定し、露出に応じてカメラがシャッタースピードを調整する半分自動的なモードです。

表記についてはメーカーによって違いがあり、【A】や【Av】で表記が異なります。

このモードは、レンズのボケ感やピントを広範囲に合わせて風景を撮る場合や、カメラやレンズは絞り値によって画質が大きく変化するため、ボケや画質をコントロールする場合などに使いやすいです。

絞りを絞ると画質が向上する

レンズを購入するときに、『○mm　F1.8』とレンズに書いてあります。

これは表示されたミリ数を最小絞り値が1.8で撮影ができる、という意味になります。

私も初めはこの表記で魅力を感じていたのですが、実はレンズの一番の力を発揮するのは表記されている絞り値から2～3段あたりが一番そのレンズの力を発揮する値ということなのです。

【S・Tv】シャッタースピード優先オート

【S・Tv】シャッタースピード優先オートとは、シャッタースピードを固定して露出に応じてカメラが自動で絞り値を調整する半分自動のモードになります。

このモードはシャッタースピードを優先にしているので、動くものを撮影するとき・子供の運動会や動物の撮影などに適しているモードです。

動いているものを止まっているように撮ったり、微妙な動きの幅を残したり（残像）、いろいろな表現をすることができます。

【M】マニュアル

【M】マニュアルモードは、絞り値・シャッタースピードをすべて自分で調整するモードです。ある程度カメラの使い方や光の強さを読めるようになれば、自分ですべて調整できるようになります。慣れない間は混乱するようになるので、ある程度慣れてきたら触ってみましょう。

まとめ

いかがでしょうか？ カメラにはいろいろな機能が入っていますが、一番の要といってもいい絞り値とシャッタースピードをどのようにするかによって写真の表現したい幅が大きく広がります。

露出モードとはそんな設定をある程度簡単にしてくれているモードとも言えます。

露出モードとは

になります。

今まで【P】プログラムオートを使っていて、ちょっとほかのモードも気になるな～と思ったら、まずはほかのモードに変えて撮影してみてはいかがでしょうか？初めはわからなくても、少しダイヤルを変えて撮影すると写真の違いに気づくと思います。

また写真が楽しくなる、そんなモードになると思いますよ。