最近いろいろなことを考えながら撮影するようになって、すごく楽しくなりました♪
それはよかったね。じゃぁそろそろ次の段階を考えてみる?
次の段階?
そう、次の段階。写真ってカメラの性能を知るだけではなくて、むしろそれを使って『何を表現するか?』を考えるともっと面白いよ。ま、好きに撮ってもいいんだけど、その写真にテーマを持たせると、グッと写真の面白さは増えてくるよ。
写真のテーマですか・・・。考えたことなかったな~。
じゃぁ今回は写真のテーマについてふれてみよう。
写真のテーマとは?
美術館に展示されている作品や子供のころに作ったものは、いずれも【なんでも自由】ではなかったと思いませんか?
例えば『車を作ってみよう』や『この建物を写生してみよう』など、何かしらのテーマをもらってそれに沿うものを作っていたと思います。
実は、写真もある意味同じなのです。
好きなものをどう撮ろうと自由です。
でも、『撮りたいものはコレで、こんなテーマを作ったらどんな表現ができるかな?』など、ある意味【制約】を設けることで、それに沿う自分の中の知識と感覚がその制約に向かってアレコレ考えるようになります。
凝ったテーマじゃなくていい
『テーマ』と聞いてなんか難しそうだな・・・と思うかもしれませんが、よくテレビで俳句や絵画、作品を造形するときにテーマを与えられてそれに沿って作られています。
テーマはそんなに難しいものではありません。なんでもいいんです♬
写真を撮るときでも、『午後のひと時』を表現するならば自分はどんな感じだろう・・・と考えるだけでもすごく練習になります。
もし、他の方の写真を見る機会があるならばそういう目で見てみると、うっすらとテーマがわかる場合があります。人の作品を見てみるというのも、いい練習になります。
テーマを考えると今までの写真に足りないものが見えてくる
私の場合になりますが、ただシャッターを切って構図を考えて・・・の場合がほとんどでした。そしてそれで満足してしまっていました。
ですがある時、ふと『こんな写真が撮りたい』という気持ちが出てくるようになりました。
それから撮りたい被写体を見つけたら、『どういう見せ方にしようかな?』や被写体をどう表現すると自分の気持ちを表現できるようになるか考えるようになりました。
・・・まだまだ半人前ですが、そういうことを考えるようになると、前まで撮っていた写真にはまだまだ伸びしろがある気がしてきました。
写真には絞りやSS、ISO感度や設定がいろいろありますが、表現したいテーマによって明暗が変わったり、悲しいイメージを持たせたいのに背景にビビッドな色があるなど、写真の全体をより意識するようになりました。
1周まわると写真はまた別のものになる
私の場合はいろいろ覚えたつもりでも、テーマを意識することによって自分のカメラについての基礎や知識が非常に乏しいことがわかりました。『写真を撮る』ための知識が多く、『表現する』ところについてはほとんど知識がありませんでした。
なので、もう一度知識を表現することと結び付けて取り組むと今までわかっていなかったことを理解できるようになりました。
なので、そういったテーマを持った写真を見ると、『こんなこと考えていたな』とか『これを表現したかった』という気持ちを思い出すことができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は少し背伸びした内容になります。
カメラを撮ることに慣れたら、表現をすることを意識してもいいかな?と思いました。
テーマを考えるとは、
- 【制約】を設けることで、それに沿う自分の中の知識と感覚がその制約に向かってアレコレ考えるようになる
- 凝ったテーマじゃなくていい
- テーマを考えると今までの写真に足りないものが見えてくる
- 1周まわると写真はまた別のものになる
です。
カメラは撮るものですが、同時に表現もできる素晴らしいものです。
使い方は自分たち次第でいろんな表現ができるようになります。
ちょっとステップアップしてみたいな・・・と思ったらチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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