最近カメラのデータが増えすぎて困ってるんですよ・・・。
データはどうバックアップしてるの?
パソコンのハードディスクに入れているんですよ。
・・・それはちょっと危ないかな?
何でですか?
パソコンのハードディスクだと、パソコンが壊れたらもう見れなくなるんだよ。それに壊れやすいから、写真のような思い出やいろんな用途のあるデータはバックアップしない方がいいよ。今回はデータバックアップについてふれていこう。
パソコンにデータバックアップは危ない
・・・これはまだ自分がデジカメを触り始めたときのことです。
当時はまだ外付けHDDやクラウドという技術もなく、DVDやCDなどにデータを保存するのがあたり前、のような時代です。
データバックアップの知識もなく、学生だったのでお金も余裕がなくパソコンのハードディスク(Dだったかな?)に保存していました。当時の画質は今ほどあまり高くなく、それほど容量は大きくない印象でした。
しかし、事は突然に起きました。
ある日パソコンを立ち上げようとした時に、 ハードディスクの不具合で立ち上がらなくなりました。どんな作業をしようとも症状は変わりません。
そう、パソコンのご臨終です。
修理に出したとしてもハードディスクは全てクリーンされるので、いくら修理したといっても画像は戻りません。この瞬間に、それまで撮りためたデータはすべてなくなりました。
パソコンの構造上、ハードディスクを読み込んで立ち上がる仕様なので、立ち上がらなくなったら見れなくなります。
なので、パソコンのみのバックアップはお勧めできません・・・。
データバックアップするときに気を付けておきたいこと
データをバックアップできるようになったら、もう安心…と思いがちですが、実は違います。それはなぜかというと、バックアップした先は本当に安心できるのか?ということです。
『どういうこと?』という声が聞こえてきそうですが、データをメディアから逃がしたらメディアだけにあるよりは安全になります。しかし、そのバックアップした先ももしかしたら壊れて画像が見れなくなる可能性があるんですよ?
『じゃあ何しても一緒だよ』と思いそうですが、ここで重要なのは、バックアップは常に2重にとっておくことです。これだけでも万が一のことがあった時でも安心できます。
どんなバックアップ方法があるの?
よく聞く方法としてはこの二つが多いのではないでしょうか?
- 外付けHDDを利用する
- クラウドを利用する
ほかにもUSBやBDを利用するということも聞きますが、正直このバックアップ方法はお勧めしません。
なぜならば、すごく手間がかかるからです。
USBやBDは本当に枚数を全然撮らずに保存したり、持ち運びするのであれば便利だと思うのですが、安全面というところでは危険です。
もしUSBを落としたor なくしたなどあったら、情報漏洩と同じように個人を特定されやすいものになります。
BDは保存としてはいいのですが、保管環境によりディスクの劣化で読み取れなくなります。(体験者は語る・・・。)昔取った映画も全く読み込まれず、見られなくなりました。
なので、そんな環境を左右するものをバックアップとして使う時、見られなくなるリスクがすごく高くなります。
外付けHDを使う
私はこの方法を使っています。
単純にバックアップするのが楽と感じているからです。自分に合っているんでしょう。
それも外付けHDDは2つにしています。先ほどもあったように2重にバックアップを取っているわけです。
パソコンに二つのHDDをつないで、あとは画像を移動するだけなのであまり苦には感じていません。
HDDは外に持ち出さずに、使う時だけ接続して使用しているようにしています。
クラウドを利用する
いろいろなサービスが出ている中で、クラウドサービスは本当に便利だと思います。
どこにいてもネット環境さえ整っていればクラウドに入れているデータは閲覧や編集、なんでもできます。特に大容量を使いたい人にとってクラウドは、一度使ったらもう他は使えないと思われる方も多いのでは?
一番オーソドックスなクラウドはGoogleだと思います。いろいろな機能を持ちながら画像の保存にも使えます。Googleフォトというサービスも無料で容量無制限でしたが、2021年5月に無制限無料期間は終了しまして、今は有料版に移行しています。ほかにもクラウドサービスはたくさんあり、Dropbox、OneDrive、iCloudなどが有名です。
メリット・デメリットは?
先ほど挙げたバックアップ手段としての外付けHDDやクラウド利用は、ほんの一部になります。あくまで趣味でカメラ使用の場合を例にしていますので、仕事としてカメラを扱われる場合は、より安心・安全なバックアップ体制をとることをお勧めします。
ではその外付けHDDやクラウドでのバックアップは本当に万全なのか?
答えはNoです。
『どういうこと??』と思われるかもしれませんが、このバックアップ方法でもまだ安全とは言えません。
外付けHDDのメリット
簡単にデータ移行ができる
外付けHDDのメリットといえば、パソコンさえあれば簡単にデータを移行できることです。容量が不足していけば新しく買い替えたり移行したり、家電量販店でも比較的手に入りやすいものと言えます。大きさにもよりますが、コンパクトタイプならば、さらに持ち運んだりもすることができます。
データが近くにある
外付けHDDなので、基本保存はパソコンが近くにあるところが多いと思います。なので、気になった時にすぐにアクセスできて、ネット環境もがなくても有線であるならば接続も簡単です。
外付けHDDのデメリット
タイプにより壊れやすい
それはものにより壊れやすいことです。
主に外に持ち出すようなコンパクトタイプが挙げられますが、少しの衝撃に対してもあまり強くありません。極限まで余分な部分を省いていますので、衝撃がHDDに伝わりやすいのです。
大きいと持ち運びができない
大きいものについては持ち運びができないということです。小さなUSBに入れれば持ち運びができますが、画像が大きい場合移動するのにも時間がかかったり読み込みに時間がかかったりします。場所も取るでしょう。
バックアップは手動
外付けHDDには自動バックアップのシステムが入っているものは少ないと思います。(かなり高価なHDDなら入っていますが)なので、バックアップは地道に自分でしていく必要があります。
クラウドのメリット
優秀と思えた外付けHDDにもメリット・デメリットがあるように、クラウドにもメリット・デメリットがあります。
荷物が少なくなる
クラウドのメリットは何といってもネット環境さえあればデータを保存・ダウンロードなんでもできます。常にデータを持ち歩く必要はなく、荷物が少なるといえます。それにある意味容量を気にしなくてもいいということです。容量を超えた場合、少し出費を増やすと容量開放して使用できるようになります。
他者と共有することができる
他者と共有することができます。(誰でも、というわけではないですが・・・。)
ご自身が共有設定した人であれば、クラウドからデータを見てもらうことも可能です。パソコンによってはファイルが対応していない・・・というような心配もありません。
自動バックアップしてくれる
サービスによると思いますが、画像をアップすると自動的にクラウドに接続されてバックアップを取ってくれるというものもありますので、いちいち手間をかけたくないという人には断然おすすめです!
クラウドのデメリット
ネット環境がないと使えない
ネット上にあるサービスになるため、当たり前ですがネット環境がなければ使えません・・・。
データ流出の可能性
自分が管理している範囲外のことなので、クラウドが何かしらのハッキングを受けた場合、データ流出の危険性があります。特に写真は人や場所を特定されやすい情報がふんだんに載っているので流出は大変怖いです。
多少の費用が発生する
サービスによっては無料で使えるものもありますが、容量制限があったりサービスがよくなかったりというものもあります。自分が管理できる範囲で使ってみてください。
まとめ
いかがですか?
今回はデータのバックアップ方法についてふれてみました。
撮影はするけれどメディアに入れっぱなし・・・というのもよく聞くことなので、撮影をしたら必ずバックアップを取っていきましょう。ちなみにメディアも急に壊れることがあるので、保存としては向きません・・・。
今回のデータバックアップは
- 外付けHDDを利用する
- クラウドを利用する
- 外付けHDDは簡単に画像をバックアップできるけれど、壊れる可能性もある。常に2重保存を。
- クラウドは手軽だけど、データ流出の可能性もある
です。
メリット・デメリットを上げるとどちら付かずになりがちですが、自分にとってどちらが向いているか?くらいの気持ちいいと思います。どちらか、にするのではなく、どちらも取り入れるとより強固なバックアップ体制をとることができますので、バックアップをどうするか迷われているときは試してみてはいかがでしょうか?
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