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測光モードの使い分け~写真の光を測ってみよう~

Camera

カメラの画面窓に四角に丸が入ったようなマークがあるんですが、これって何ですか?

それはね・・・(覗き込む)

測光モードだね。

測光モード?

うん。『測光』というのは光を測ることなんだ。撮影の時に使えると写真も変わってくるよ。今回は測光モードについてふれてみよう。

測光とは光を測ること

測光とは字のとおりになりますが、光を測ることになります。

光を測るとは何か?

この場合具体的な数値で測るのではなく、カメラがどうやって光の量を確認するか決めるモードになります。

測光モードの種類

測光モードにはいろいろな種類があります。

  • 評価測光
  • 部分測光
  • スポット測光
  • 中央部重点平均測光

主にこの4つになります。

それぞれ効果に違いがありますので、それぞれの特性を知って使い分けしていってください。

評価測光

評価測光は一般的な測光方法で、測光がわからない時はこのモードにしておけば特に問題はないと思います。極端に写真が白飛びや暗くなったりすることを防ぐことが出来ます。

その効果は、ファインダーの中で明るい部分、暗い部分をカメラが自動的に判断して露出を設定してくれます。

※たとえ写真入れる。出来たらイルミネーション写真などは?

上記の写真は明るい部分と暗い部分に分かれますが、これをファインダーで覗いてシャッターを半押しにした時に瞬時に光を測り、明るいところは露出を抑えて、暗い場所は露出を上げるなど、カメラが自動で調整してくれます。

部分測光

部分測光とは、中央部の限られたエリアのみ明るさを測るモードになります。その他のエリアは明るさを測らない、という事です。

全体の明るさを調整したいような撮影には向かない、という事になりますが、構図上で真ん中に明るいものが来ていて、そこを明るくしたいときにはその力を発揮するモードになります。

スポット測光

スポット測光とは部分測光よりもさらに狭い範囲のみの明るさを測るモードになります。(スポットライトも全体というより、ほんの一部のみを照らす時に使われる。)

『そんなピンポイントな測光いつ使うの?』と思われるかもしれませんが、このスポット測光は部分測光との違いは、

逆光など明暗差が大きいシーンでもピンポイントで測光できる。(逆光に強い)

というのがあります。

例えば人を撮影したときにどうしても逆光になってしまう時があると思います。

ですが、部分測光だと本来得たいはずの露出の範囲が広く、どうしても余計な露出を検出しやすく思い通りの露出になりづらいです。

その点、スポット測光の場合、ピンポイントに光を測れるので余計な露出を検出することなく思い通りの露出にすることが出来ます。

しかし、どうしてもスポット測光は光を測る範囲が狭いため、間違った所を測光してしまった場合、露出は大きく変化します・・・。

中央部分重点平均測光

中央部分重点平均測光とは、ファインダーの真ん中部分を重点的にして測光するモードになります。

これも部分測光との違いに悩まれると思いますが、大きな違いは測光範囲がさらに細かくなると思ってもらうといいと思います。

部分測光の場合は真ん中を測光しますが、中央部分重点平均測光はその真ん中をさらに測光して範囲内での露出を平均化し、円の外側の明るさは測らないというものになります。被写体が真ん中にある場合はきれいな仕上がりになります。

まとめ

いかがでしょうか?

写真に慣れてきて設定表示を見ていると『これって何?』と思うものもありますが、どれも写真を綺麗に撮るための設定になるので、うまく使い分けしていきたいですね。

測光モードとは

  • カメラがどうやって光の量を確認するか決める
  • 測光モードは4種類ある
  • 評価測光は一般的な測光方法で、測光がわからない時はこのモードにしておけば特に問題はない
  • 部分測光とは、中央部の限られたエリアのみ明るさを測るモード
  • スポット測光とは部分測光よりもさらに狭い範囲のみの明るさを測るモード
  • 中央部分重点平均測光とは、ファインダーの真ん中部分を重点的にして測光するモード

になります。

効果を写真で見るとわかりやすいですが、私も初めのころは使い分けが全く分かりませんでした・・・。撮り比べが出来るようになってから、その違いが分かるようになりました。

まだ使い方が慣れていない場合は、評価測光で使っていく方がいいでしょう。

もし逆光になってどうしようかな・・・と思う場合はスポット測光、と測光の特性を知っているだけでも変更ができるという事なので、頭の片隅に置いていただければと思います。

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